最終審査員

  • 嶋 浩一郎氏(審査員長)

    博報堂 執行役員
    博報堂ケトル クリエイティブディレクター/編集者

     審査員からのアドバイス

    販促コンペは日本で行われるクリエイティブ業界のコンペティションの中で一番リアルに人を動かすことにこだわった賞だと自負しています。でもね、人はそんなに簡単に動かない。だって、人は不器用だから自分の欲望を言語化できない。だから人の欲望を掴むのはとっても難しい。そんなとき、どうするか?いろんなやり方があると思うのだけど、自分の場合、最後に頼るのは自分の感覚。課題のターゲットは子育てママだったり、リクルート中の学生さんだったり、自分と全く違う時もある。いや、ほとんどの場合違う。でも、全く違う属性の自分であってもそうされたら、そういうシチュエーションにおかれたら、きっと心がうごいてしまう、そんなシーンを徹底的に考えよう。今年も「その手があったか!」と唸らせてください。

     プロフィール

    1993年博報堂入社。コーポレートコミュニケーション局で企業の情報戦略に関わる。2001年、朝日新聞社出向。若者向けメディア開発を担当。同年~03年、博報堂刊『広告』編集長。05年、本屋大賞立ち上げに参加。現本屋大賞実行委員会理事。06年既存の手法にとらわれない課題解決をする博報堂ケトルを立ち上げ。12年下北沢に本屋B&Bを開業。

  • 井上 忠司氏

    ビーコンコミュニケーションズ
    エグゼクティブ クリエイティブディレクター

     審査員からのアドバイス

    この販促コンペとは、「人を動かす企画」を競うとてもユニークですが、実践的な意義のあるコンペです。誰でも参加できるし、誰でも一番になる可能性があるコンペでもあります。必要なのは高い技術でもなく、美しいビジュアルでもありません。面白そうだからついやってみたくなったり、つい買ってみたくなる、そんな仕掛けを持った企画です。毎日の生活の中でのちょっとした違和感や思いつき、もしくは趣味でやっていることが、突破口を開くきっかけになるはずです。世の中の暗さや閉塞感を突き破って、みんなを楽しませてくれる企画を望みます。「馬鹿馬鹿しいけど、やってみたい!」そんな風に感じるものに出会いたい。と感じる今日この頃です。人生一発逆転のチャンスに、エネルギーを注いでみる。こんなポジティブな機会はなかなかないのではないでしょうか。みなさまからの素晴らしい企画を楽しみにお待ちしています。

     プロフィール

    1969年生まれ。レオバーネット協同、JWTを経て、ビーコンコミュニケーションズで現職。ACC、カンヌライオンズ、アドフェスト、スパイクスアジアなど受賞多数。

  • 奥谷 孝司氏

    オイシックス・ラ・大地
    執行役員 Chief Omni-Channel Officer

     審査員からのアドバイス

    今年の販促コンペで見たいもの。
    それはBetter Normalな世界をよりよくする、10年後の未来を感じる企画です。コロナ禍で疲れた人々に前を向かせ、共感を産む企画を期待しています。この企画立案に大切なことはただ一つ。今までの価値観、常識を覆し、クライアントだけでなく、社会まで良くしちゃう気概です。2030年につながるような壮大で夢ある企画見せてください。期待しています。

     プロフィール

    1997年、良品計画入社。2005年、「足なり直角靴下」を開発して定番ヒット商品に。10年、WEB事業部長として、「MUJIPassport」をプロデュース。15年10月に(現)オイシックス・ラ・大地に入社、現職に。早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了。2021年3月一橋大学大学院経営管理研究科博士後期課程単位取得満期退学。日本マーケティング学会理事。

  • 長田 麻衣氏

    SHIBUYA109 lab. 所長

     審査員からのアドバイス

    まずはターゲットのリアルな実態や課題についてとことん理解を深め、同じ目線で物事を捉えることが重要だと感じています。インサイトのリアルさが共感を呼び、人の心を動かす企画を生み出すのではないでしょうか。また、人々の価値観や生活様式が大きく変化している今、社会の流れを良い方向に導く企画であることも、大切な要素であると感じています。企業やターゲットの課題を解決するだけでなく、社会にも良いインパクトが与えられるアイディアとの出会いを楽しみにしています!

     プロフィール

    総合マーケティング会社にて、主に化粧品・食品・玩具メーカーの商品開発・ブランディング・ターゲット設定のための調査やPRサポートを経て、2017年にSHIBUYA109エンタテイメントに入社。SHIBUYA109マーケティング担当としてマーケティング部を立ち上げ、2018年5月に若者研究機関「SHIBUYA109 lab.」を設立。現在は毎月200人のaround20(15歳~24歳の男女)と接する毎日を過ごしている。

  • 尾上 永晃氏

    電通
    プランナー/クリエイティブ・ディレクター

     審査員からのアドバイス

    僕のコメントなぞより役立ちそうな企画の際のチェックボックスです。

    □ ターゲットのインサイトを付いている
    (少なくとも自分は動く)

    □ 誰にでも楽しく簡単に説明できる
    □ なんでこれまで無かったんだろうってくらい
    シンプル

    □ 発見と驚きがある
    □ ブランドのためになっている
    □ 実現可能性が高い(まったく無理ではない)
    □ 企画書はシンプルで無駄がなく
    タイトルがキャッチー

     プロフィール

    東京理科大建築大学院卒。2009年電通入社。とにかく商品が好まれて売れるような仕掛けばかり考えている。ACC賞グランプリ、TCC新人賞やカンヌライオンズ、文化庁メディア芸術祭など受賞。海外賞審査員なども。毎日7〜8時間寝ている。

  • 吉柳 さおり氏

    ベクトルグループ 取締役副社長
    プラチナム 代表取締役

     審査員からのアドバイス

    ニューノーマール消費のセカンドイヤーである今年。多くの企業が商品の販売をD2Cにシフトさせたりと戦略転換を余儀なくされ、消費者との接点も変化を遂げた今、マーケッターであり企画者である我々にとって、購入経路・シーンを見極めた上で、今だからこそ、「その商品を買いたくなる理由」を創造することが、最大のクリエイティビティだと思います。その「理由」は、社会を接点にした価値であり、ブランドの魅力でもあります。どうしてもどうしても買いたい「理由」輝くアイデアを今年も楽しみにお持ちしています。

     プロフィール

    大学在学中にPR会社ベクトルに入社し創業に参画。
    2002年にベクトル取締役に就任。2004年にPR事業会社プラチナムを設立し代表取締役に就任。
    ベンチャーから大企業まで、PR視点でのキャンペーンや統合マーケティング、事業コンサルティングなどを行う。
    SpikesAsia PR部門グランプリ、日本PRアワードグランプリ、Cannesなど受賞。

  • 工藤 萌氏

    ユーグレナ 執行役員
    ヘルスケアカンパニー マーケティング担当
    LIGUNA 取締役

     審査員からのアドバイス

    生活者の認識を変え、行動を変えることができるのが、強い企画だと思います。では、「どう」変えるのか?その向かう先は、コロナやサステナビリティといった人類の重要課題の下で、とても重要だと感じます。「これをどうやって売ろうか」ではなく、「これを使ってどんな社会課題を解決しようか」というような視点で見てみると景色が変わるかもしれません。今だからこそやるべきだと思えるような、骨のある、そして世の中を明るくするような企画を楽しみにしています。

     プロフィール

    資生堂に入社。営業職を経験後、マーケティング部に異動し、当時史上最年少でブランドマネージャーに就任。「マキアージュ」、「マジョリカ マジョルカ」、「アネッサ」を歴任。2019年8月、ユーグレナへ参画。マーケティング責任者としてマーケティング部門を立ち上げ、現在に至る。

  • 児玉 昌彰氏

    フロンティアインターナショナル
    マーケティングプランニング本部 本部長
    イノベーション推進本部 本部長

     審査員からのアドバイス

    今の制限ある生活の中でターゲットも気づかない、これまでにない「潜在的な欲求」を発見し、それを満たすアイデアが求められています。その時代を読み解くために、SNSなど活用してインサイトのヒントにするのもありかなと思いますが、まずは自分自身と向き合うことが必要なのかもしれません。そして、対象となるブランドをターゲットあるいは社会に対してどんな存在にしていくのかからアイデアの発掘をはじめてみてはどうでしょうか。考えたアイデアが本来の課題を解決することはもちろんなのですが、他のステークホルダーが抱えている課題にも効果が期待できると評価のポイントになります。明るく前向きになる、心地よくなる、人の気分が少し変わるようなアイデアでターゲットでない人にも良い影響をもたらす、そんな企画が今はあるといいなと思っています。ニッと口角の上がる企画、お待ちしております。

     プロフィール

    1993年大広入社。入社から長きにわたりプロモーション部門で課題と向き合いながらプロモーションの枠に捉われず、コミュニケーションプランナーとしてビール・飲料メーカーをはじめ幅広い分野で戦略プランニングから実施に至るまで遂行していく。2021年5月よりフロンティアに。JPMプランニング賞/金賞、The MAA Globes Awards/Gold・Silver、Yahoo!JAPANインターネットクリエイティブアワードほか受賞。

  • 桜田 圭子氏

    宝島社

     審査員からのアドバイス

    まずは、お題である「課題」を企業の人の立場に立ってよく読み込み理解すること。出題者は「企業」なので、その企業をよく知ることも重要だと思います。なぜなら同じようなお題であっても企業によって解決方法は全く異なるからです。次にターゲットである「人」との接点ですが、人々が自由に動き回っていた時と比べると、タッチポイントが限られているために、情報の量と質が変わってきていると感じます。それでも、日々人は生活し、食事をし、コミュニケーションをとっています。そんな時代に合った、でも楽しくて、思わず動いてしまう新しいアイデアを見てみたいです。

     プロフィール

    2000年宝島社入社。
    早稲田大学大学院(MBA)修了。PR・販促担当を経て、07年から全社のマーケティングを手がけ雑誌シェア業界No.1に。「東京ミュージック花火」「佐賀県ブランディング」などの新規事業も担当。現在は「FASHION BOX」や「宝島チャンネル」公式通販などのデジタルマーケティングも統括。

  • 嶋野 裕介氏

    電通 zero
    クリエーティブディレクター/PRディレクター

     審査員からのアドバイス

    審査員として、いい企画をちゃんと選ぼうと思います。いい企画とは、「いま買おう」とターゲットのカラダを動かすものでありながら、同時に「これからも買いたいな」「この商品が好きだな」とココロまでも動かしてしまうもの。優れた販促は、未来への投資だと思います。企画書だけで100万円もらえる美味しい機会を、見逃す手はありません。みなさんの、ギラギラした企画書をお待ちしています。※個人的には、自分と違う感性の人とペアになって取り組むことをオススメします。

     プロフィール

    マーケティング、営業を経て、3度目の試験でクリエーティブに異動。主な仕事は「テレビ朝日 未来をここから」「TOYOTA #金曜日の新垣さん」「#縄文ビリビリ健康法」「フリー素材アイドルMIKA+RIKA」「一緒にやろう2020」「BOSS 顔の映らない主役」など。Cannes Lions、Spikes Asia、Adfest、D&AD、ADC、ACC、OCCなど受賞。企画書を作るのも見るのも大好きなので、今回の審査がとても楽しみ。

  • 中條 裕子氏

    ADKクリエイティブ・ワン
    事業計画本部事業計画局 局長

     審査員からのアドバイス

    企画を膨らませているうちに「あれ、これ何のための企画だっけ?」と頭をよぎる一方、折角捻り出したアイデアが惜しくてそのまま突き進んでしまう。「目的は何か?」というシンプルな問いを常に心に持つことが、陥りがちなこれらの状況から企画者を救ってくれます。そして、企画がある程度固まったら、実行した際に「消費者がどのように動くか?」を具体的にイメージしてみる。ロジックの綻びなど、企画を昇華させるヒントが見つかるはずです。考えては検証して、原点に戻ってはまた考える、そういった思考を経て生み出された素晴らしい企画に出会えることを楽しみにしています。

     プロフィール

    銀行を経て、外資系戦略コンサルティングファームにて消費財業界を中心としたプロジェクトを経験。
    3社目のドミノ・ピザ ジャパン マーケティング部にてリサーチ・分析全般を約8年間担当した後、2018年7月に株式会社アサツーディ・ケイに入社。2020年1月より現職。

  • 林 知幸氏

    ワークマン
    営業企画部 広報部 部長

     審査員からのアドバイス

    現在のコロナ禍という状況にかかわらず、「どうやったら多くの消費者に支持される企業になるだろう」と考えて答えを見つけようとしている企業は多くあります。そしてその答えは簡単なものではありません。多くの企画がある中で、ただ面白いとか、インパクトがあるだけの企画やアイデアでは一瞬の話題性で終わってしまいます。自社やクライアントの「強み」で勝負できる「ストーリー」性を伴った、持続可能な企画で多くのファンを獲得できるような、そんなアイデアに期待したいと思います。

     プロフィール

    大学卒業後、1996年にワークマン入社。スーパーバイズ部、開発部を経て2020年4月より現職。2018年のワークマンプラスの立ち上げや、多くのメディアに取り上げられ話題となった「過酷ファッションショー」の企画や演出に携わった。現在ではSNS等のオウンドメディアやアンバサダーマーケティング、販促全般や広報PR活動も担当している。

  • 藤井 一成氏

    ハッピーアワーズ博報堂
    代表取締役社長クリエイティブディレクター

     審査員からのアドバイス

    社会が定義してきた常識やルールが一変し、生活者一人ひとりの行動がこの一年の間に大きく変わりました。自分の基準でモノゴトを判断して、自分なりの答えを生み出して「動く」、その自由と不便と我慢。そうした非日常にある生活者の感情や欲望を見つけて、ブランドからの素敵なご褒美を与えてください。暮らしは大変だけど、なんだか幸せそうね。そんな時間が生まれる企画を楽しみにお待ちしています。

     プロフィール

    デジタル草創期からインタラクティブとアクティベーションを軸に統合クリエイティブを博報堂で数多く手掛け、2016年ハッピーアワーズ博報堂を設立。次の統合領域を「未来」と「新しい価値観」に設定。戦略構想から事業開発、表現まで360°で実践する。既成概念に囚われず、ブランド価値を再編集し、新たな世代を動かす欲望をつくりだす。

審査員

  • 石毛 正義氏

    博報堂
    マーケティングシステムコンサルティング局
    UXディレクター

     審査員からのアドバイス

    もしも行き詰まったと感じた時には、思い込みを外してみる、仮説を逆転させてみる、自分ならどんなトリガーが刺激されると行動するか考えてみるとアイデアの突破口がみつかるかもしれません。そして自分がこれだ!と思ったアイデアは課題を解決しているか?本当に人に動いてもらえるか?客観的な目で自分に質問してみてクリアできていたら“伝えたいポイントがひと目で理解できる、見たら忘れられない1枚”を準備してみませんか?みんなが笑顔になるような企画の実現に向けて頑張ってください!

     プロフィール

    国際博覧会や文化施設など空間デザインプロデュース業務を担当後、本質的な課題解決を目指しマスから店頭まで一気通巻したプランニング・プロデュース業務に従事。現在は顧客基盤を支えるデジタルUX/UI設計、リアル体験とデジタル体験を行き来する統合コンサル&プロデュース、クリエイティブ開発などを通じ新たな価値創造に取り組んでいる。販促会議賞、GLOBES Awards 、Cannes Lionsほか受賞。

  • 江波戸 康友氏

    電通
    第2統合ソリューション局
    ソリューション・ディレクター

     審査員からのアドバイス

    おもしろいデバイス、おもしろいメディア、おもしろいコンテンツ……。やり口のおもしろさから発想してみるのも有効だと思いますが、コロナ禍が長引いている今、これまでよりも一層、人の気持ちを捉えることが重要になってきていると思います。人間って何を求めて、何を考える存在なのか、そして、考える前に何を感じるのか、そう感じてしまうのはなぜなのか。人間という生き物に、いつもよりも思いをめぐらせてみると、また違う企画にたどりつけるかもしれないですよ。せっかくですから、今回の課題だけでなくて、今後いろんな課題にずっと使える、あなたなりの「人の見方」が見つかるといいなと思います。

     プロフィール

    2003年電通入社。18年の広告人歴のうち14年を「プロモーション」という名がつく部署で過ごす。その間、本人としては広告会社のクライアントの8割くらいの業種で経験を積んだと思い込んでいる。マスメディアを中心としたキャンペーンや、街頭での大型イベントから、店頭販売員向けのマニュアル作りやクライアントの商談同行など、消費者の目に触れるところから触れないところまで、手段にかかわらず、「売り上げ」を作るためのプランニングを日々実践中。

  • 加藤 大氏

    モメンタム ジャパン
    シニアクリエイティブディレクター

     審査員からのアドバイス

    販促コンペは、みなさんの斬新なアイデアが求められます。と言っても、企画書の最初から最後まで見たことも聞いたこともないアイデアで埋め尽くすなんてことは不可能でしょう。例えば、かつて自分が体験した製品キャンペーンのアイデアを部分的に再利用したり、ネットで見つけた過去事例のフローを再構築したりした上で、自分らしいコアのアイデアをトッピングすることで魅力的な企画はつくれると思います。ここに2つの企画書があって、企画要素を分解すると、まったく同じ種類のパーツで構成されていたとします。それなのに一方が断然魅力的に見えることがよくあります。パーツの並べ方、フォーカスのあて方次第で企画は生き物のように変貌するのです。是非、コアとなる自分のアイデアを魅力的に演出するために試行錯誤を繰り返してください。そのためにカスタマージャーニーの時間軸で捉え直すのもよいですし、ターゲットインサイトを入れる方法もあるかと思います。

     プロフィール

    新卒でマッキャンエリクソン博報堂入社。その後同グループ内のモメンタムジャパンに移籍。業務領域はアクティベーションプラン全般。国内外広告賞多数受賞。最近では、顧客の新しいブランド体験を実現するため、XRや演劇的手法を駆使したインタラクティブ演出を手掛けている。

  • 來住 貴宏氏

    電通
    第1統合ソリューション局
    コミュニケーション・プランナー

     審査員からのアドバイス

    “チームづくりもアイデアのひとつ”。販促コンペは、一人でもグループでも応募できるアワードです。もちろん一人で挑むことも素晴らしいことですが、個人的にはグループで挑むことも醍醐味のひとつだと思います。提案において、企画を考える前にチームを考えることはとても大切です。もはや、チームづくりもアイデアのひとつと言えるかもしれません。どんなメンバー、どんな進め方、そしてどんな雰囲気でアイデアを練り上げるかでアウトプットは驚くほど変わります。改めて、どんな人とどんな企画をしたいかを考えてみるのはいかがでしょうか?  気の知れたメンバーでやるのもよし、この機会に一度組んでみたかった人に声をかけてみるのも良いかもしれません。チームでの濃いディスカッションはきっと良い企画につながり、さらには良い経験につながるはずです。販促コンペがたくさんのチームや絆づくりにつながれば、それはもう素敵なことだと思います。

     プロフィール

    2008年大広入社、2017年より電通。「企画は、明るく・楽しく・元気よく!」が基本精神。“人が動く”視点を大切に、TVCM・PR・デジタル・アクティベーションなど手段を問わない統合ソリューションの企画・実施に取り組む。受賞多数。New York Festivals 2015 / 2017審査員(GRAND JURY)。

  • 小髙 龍磨氏

    グレイワールドワイド
    クリエイティブ局
    クリエイティブディレクター

     審査員からのアドバイス

    数年担当させていただいて毎年感じることは、同じようなアイデアが多いこと。パッと思いついたアイデアはライバルも思いついているかもと疑って、身近な人に見せたり、少し視点をずらしたり、他の切り口を探ったりして、自分が納得いくまで粘ってみてください。生活が一変して、消費者の取り巻く環境や意識が変化しているいま、広告やコミュニケーションの手法もそれに対応していかなければいけない。でも逆を言えば新しいことにチャレンジするチャンスなのかもしれません。みなさんのワクワクするような新しいアイデアに出会えるのを楽しみにしています。

     プロフィール

    2015年GREY入社。PANENE、h&s、FEBREZEなどのFMCG、自動車などのグローバルブランドを中心に、TVCMなどのマス広告から、デジタルやアクティベーションまで幅広い領域のクリエイティブをトータルに手がける。受賞歴は、日経広告賞 最優秀賞/新聞広告賞/広告電通賞/交通広告グランプリなど。

  • 笹垣 洋介氏

    博報堂アイ・スタジオ
    コミュニケーションプランニングセンター
    第1デザインユニット
    ゼネラルマネージャー
    インタラクティブディレクター
    アートディレクター

     審査員からのアドバイス

    心が否応なく動かされてしまうときって、そんなときだろうか?なにがあると自分は行動を変えるだろうか?自分自身が実感としてそれを感じることができるポイントを探ること。対象商品・サービスの周辺だけで考えず、広く世の中で今起きていること、生活の中で変化した部分を捉えること。変化のあるところに新しい課題や、欲求が隠れているはず。理屈から考え始めるのではなく、メッセージの強さ、伝わる速さを大事にして、後から理屈をつけてそれを分解していくと説得力のあるものになると思います。

     プロフィール

    大手ファーストフード、自動車メーカーなど多くのクライアントのキャンペーンやブランディングなどに携わる。Web、イベント、映像など、デジタル施策全般を幅広く担当し、企画・制作を行う。受賞歴にSPIKES ASIA DigitalCraft部門GOLDなど。

  • 貞賀 健志朗氏

    ADK クリエイティブ・ワン addict
    クリエイティブ・ディレクター
    クリエイティブ・テクノロジスト

     審査員からのアドバイス

    人を動かす企画は、軒並み「解像度」が高いと思います。日常で私たちが感じている体験の多くは、まだ言語化すらされていません。魅力的なアイデアを突き詰める段階で、誰でもわかるように説明しようとしたり、それらしい言い回しで扱ってしまうと、誰も動かないぼんやりしたものが出来上がってしまいます。企画を言葉で説明したり、大きく全体像を捉える「鳥の目」も最終的には必要なのですが、まずはどこまで拡大してもぼやけないところまで進んでみてください。他者がその企画に触れた時、発見だと感じてもらえれば良い結果が得られると思います。

     プロフィール

    楽天ビッグデータ部のエンジニアを経て広告のプランナーへ。2019年、addict立ち上げに参加。テクノロジーを活用した体験デザイン、スタートアップ・研究組織とのプロジェクトなど、文理を横断した新しいコミュニケーションの形を探求しています。ACC、D&AD、Spikes Asia、ADFEST、JPM、PRアワード、文化庁メディア芸術祭など受賞。

  • 杉山 茂氏

    オリコム
    統合プランニング本部
    コミュニケーションデザイン局
    プロモーションプランニング部
    ディレクター

     審査員からのアドバイス

    お題となるモノゴトの「現在」を知り、望ましい「将来」の姿を描くことから始め、その「将来」へ、壁があれば突破し、勢いよくたどり着くことは何か。というイメージでアイデアを考えてみてください。世の中に吹いている風を利用する。世の中の気持ちや実施にあたって関わるモノゴトの事情を汲み入れる。ターゲットに驚きと感心をもたらす大胆さやオリジナリティがある、などが企画を勢いづけるポイントです。また、近い将来に向けた特効薬になることがまず必要ですが、その企画により成し得ることがゆくゆく習慣として根付くような遠い将来への効果も期待できる内容だと素晴らしいです。それと、実施することを知らせる、触れさせる、広めてもらうなどの伝え方もターゲットを動かすための要素です。一気に心を掴み、利用やお買上げを決めていただき、愛着にも繋がり、拡がっていくという、勢いがあり頼もしい企画に出会えることを楽しみにしています。

     プロフィール

    1995年 PHSの加入促進から始まり、以来、日用品や食品他あらゆる消費財の販促案件を中心に企画制作の経験を重ねる。現在オリコムでは“命を助け合うために伝える”人道支援啓発活動や“憧れで来日を促すために伝える”文化交流イベントなど、“伝わり方”を大切に、幅広い分野のプロモーションを手掛けている。

  • 染野 智氏

    大広WEDO
    Tokyo Creative Division局長
    クリエイティブディレクター

     審査員からのアドバイス

    企画ができた!と思ったときに、一度企画を見直して「言い方・伝え方」にこだわってみてください。このコンペで勝つには「アイデアの伝わるスピード」が実は一番大事なんじゃないかと思っています。企画タイトル。ロゴ。ビジュアル…。どんな方法で自分のアイデアを伝えるのか?「 伝わるスピード」を意識するといい結果が待ってるはずです! 今年もそうきたかーっていうあなたらしい企画待ってます!

     プロフィール

    領域を問わない統合コミュニケーションをトータルに手がける。ACC、文化庁メディア芸術祭、交通広告GP、PRアワード、BOVA、JPMプランニング賞などさまざまな領域で受賞。

  • 武井 慶茂氏

    ビーコンコミュニケーションズ
    グループクリエイティブディレクター

     審査員からのアドバイス

    販促コンペは、企画としての新規性・ユニークさも大切です。ですが、それ以上に「消費者が本当にそれを欲しているか」を考えることが非常に大切です。面白いアイデアを思いついた時、そのアイデアを世に出したい気持ちが勝ってしまって、つい消費者のことを忘れてしまいがちですが、そこをグッとこらえて「自分が消費者だったら」「店頭で実際みたら」と想像してみてください。あとは、企画がひと言で説明できるようなシンプルな内容かも重要かなと個人的には思っています。

     プロフィール

    国内代理店でコピーライター/CMプランナーとしてキャリアをスタート。その後、TCC新人賞受賞を機に外資系広告代理店へ。国内外の受賞多数。しかし、最大の誉れは海外の有名広告サイトで自身の仕事を「日本の変態広告の夜明け」と紹介されたことだと思っている。

  • 田村 香穂理氏

    ADKクリエイティブ・ワン
    コミュニケーション・ディレクター

     審査員からのアドバイス

    魅力的な企画には、「課題の本質を捉えてインサイトを突く」骨太な発想と、「神は細部に宿る」的こだわりと、両方が必要なんだなぁと日々感じています。あとはそのブランドへの愛でしょうか。悩める若手プランナーだった○年前にこの賞に挑戦して、とても勉強になったのを今でも覚えております。聞いた瞬間に相手の頭の中にも想像が広がるようなシンプルで強い企画をめざして、ぜひ楽しみながら悩んでください!

     プロフィール

    2009年ADK入社。プロモーションユニットを経て、2011年よりコミュニケーションプランナー。 コアアイデア開発と、コアアイデアを起点にしたオンオフ問わないプランニングからエグゼキューションまでトータルで担当。 女性ターゲット商材、FMCG、B2B商材など幅広い業種のプランニングに携わる。

  • 津田 裕氏

    マッキャンエリクソン
    プランニング本部
    シニアプランニングディレクター
    クリエイティブディレクター

     審査員からのアドバイス

    ふだん企画を立てるときに意識することは、ふたつのインサイトの探索です。ひとつは、企業がこうありたいと思う理想像や目標に対して、それを阻んでいる障壁となるインサイト。例えば背景にあるのは、カテゴリーそのものに対する人々の無関心さかもしれないし、ブランドは愛されていても単純に利用機会が少ないことかもしれない。「課題設定」につながるインサイトですね。もうひとつは、その課題をクリアする糸口として、「消費者」としてではなく「生活者」として、ターゲットに潜んでいるインサイトの発掘。ブランドやカテゴリーのことを一旦離れ、彼や彼女を取り巻くカルチャーや価値観、行動や現象など、広い視野で観察します。AとBという現象は一見関係なく見えるけど、実は根っこのところで通じているかも?そんな仮説や妄想から、アイデアの種は生まれます。アイデアの良し悪しは、本当に人々がそれで行動するかを何度も想像して検証します。アイデアは自分の子どものように愛しいものですが、親バカにならないことが重要ですね。

     プロフィール

    大学卒業後、国内広告会社を経て、2002年マッキャンエリクソン入社。 戦略プランナー、プランニング ディレクターとして、マイクロソフト、ジョンソン&ジョンソン、Xbox、コカコーラ、オリエンタルランド(東京ディズニーリゾート)、YKK、モンデリーズ、サンスター、GM、HOME’S、フィリップモリス、ディズニー、タケダ薬品、日経新聞電子版、Netflix、BMWなどのコミュニケーション戦略立案、 ブランディング、コミュニケーションデザイン、クリエイティブディレクション等を担当。APAC EFFIE AWARDS 、WARC Prizeなど海外広告賞の受賞多数。宣伝会議「販促コンペ」審査委員、JAAA懸賞論文大賞審査委員。共著に『よくわかる広告業界』(日本実業出版社)。

  • 中里 栄悠氏

    ジェイアール東日本企画
    コミュニケーション・プランニング局
    ストラテジック・プランナー

     審査員からのアドバイス

    販促コンペでは「人が動くアイデア」が求められますが、人が動くには原動力となる心がまず動かなければなりません。そこにはインサイトの視点が必要です。ターゲットはいま何を考え、何を大切にしているのか。そのカテゴリーやブランドについてどう思っているのか。何が行動の障害になっているのか。それらについての深い洞察が企画にリアリティをもたらします。インサイトを刺激するビッグアイデアでターゲットの認識を変え、結果的に実行動を変えていく。この一連のストーリーを「人が動くアイデア」として魅力的に描いていくことで、芯のある強い企画になっていくはずです。新型コロナウイルスの感染拡大で大きく変わる生活者のインサイトは、新たなプロモーション機会。コロナを吹き飛ばすビッグアイデアをお待ちしています。

     プロフィール

    2004年jeki入社。戦略プランナーとして様々な企業のコミュニケーション戦略、ブランド戦略などに携わる。その傍らで移動の視点から生活者を研究し、新しい移動のモチベーションやコミュニケーションデザインを構想する。著書に『移動者マーケティング』(日経BPコンサルティング,2012年)。

  • 西村 大輔氏

    東急エージェンシー
    マーケティングイノベーションセンター
    デジタルメディアビジネス局 担当局長

     審査員からのアドバイス

    まずはアイデアのスケールは気にせず、本当にターゲットが動くアイデアか?を考えてください。そこから実現性を検討してもらえると!小さいアイデアから大きなアイデアにするより、大きなアイデアから小さなアイデアにしたほうが、着地しやすいです。まずはリミッターを外してワクワクするアイデアを期待しています!

     プロフィール

    PRおよびデジタル領域をベースにプランニングから実施までトータルで展開。新事業開発やコンテンツ制作、新商品ローンチ、大型展示会など多数担当。2019年より現職。カンヌライオンズフィルムクラフト部門ブロンズ。ADFESTダイレクト部門ゴールド。ロンドン国際広告賞ミュージック&サウンド部門ゴールドなど。

  • 松重 宏和氏

    ボランチ
    代表取締役社長
    Vision Lighter / Creative Director

     審査員からのアドバイス

    販促コンペの審査も気づけば今年で5年目。これまでたくさんの企画を拝見させて頂きましたが、グランプリをはじめ、良い企画というものは、ものすごくシンプルで、誰もが思いつきそうな、そんな顔付きをしているような気がします。すぐそこにあるけど、多くの人は気づかずに素通りしてしまう。特別だけど、特別じゃない。そんな企画を見つけられるかどうか。そのためには何よりも数が必要です。インプットとアウトプット。良い企画とはどんな企画なのか、日常の仕事も含めて普段から意識することで、その手ざわりや感覚を掴めるようになると思います。ヒントはそこら中に転がっているはず。今年もたくさんの良い企画に出会えることを楽しみにしています。

     プロフィール

    ビジョン共創からCM制作まで、ブランディング&プロモーションを支援。クリエイティブの力で地域やスポーツ、教育における課題解決や価値創造を行うクリエイティブカンパニー、ボランチを創業。ADFEST金賞、Spikes Asia銀賞、Lions Health銅賞など受賞多数。

  • 山本 伸明氏

    矛盾社
    代表/クリエイティブディレクター

     審査員からのアドバイス

    コロナによって我々を取り巻く生活習慣は大きく変わりました。テクノロジーやSNSの発達により、広告のつくり方が大きく変わったように、在宅ワークによる自宅での過ごし方、人と人との距離感、災害への意識変容など予測が困難な社会における新しい生活習慣は、新しい広告企画の窓口になると思います。とはいえ、世界情勢や介在する技術が変わっても人の心を動かす企画の動脈は変わらないと思います。そしてそのアイデアの源泉は、あなたがこれまでに経験してきたことや、その時に感じた思いの蓄積です。あなたの過去の体験のかけらがインスピレーションとなって商品やブランドの特性、今の社会と結びついて企画は生まれます。今の時代だからこそ見つけることができた、そしてあなただからこそ見つけることができた、人の気持ちをとらえる企画を見たいなと思っています。

     プロフィール

    外資系広告代理店を経て2019年矛盾社設立。グラフィックデザインで培った考え方と技術を軸に、企業やブランドのデザインコンサルティングや広告キャンペーンなど幅広く手がける。 One Showシルバー、SPIKES ASIAシルバー、ADFESTブロンズ、Cannes Lionsショートリストなど受賞多数。

  • 若勇 裕紀氏

    博報堂
    コミュニケーションデザイナー
    アクティベーションディレクター

     審査員からのアドバイス

    あなたなら恋した人にどうアプローチして来ましたか?きっと相手の気持ちや好みやタイミングを考えてあげたはず。一方的に想いを告げるだけではうまくいきませんね。販促アイデアだって同じこと。ターゲットがいて、そこには気持ちがある。そして商品やサービス等、好きになってほしい「私」がいて、手法もメッセージもいろいろ。ぜひこの機会に、恋愛のように自分ごとにして、ドキドキして考えてみてください。

     プロフィール

    1998年博報堂入社。プロモーションデザイン局でリアル&デジタルにおけるアクションメイクを行う。通信・飲料・食品・自動車・都市・エネルギー・金融など様々な業種を担当。現在では戦略策定からファクトメイク、コミュニケーションIMCまで全方位で手がけ、やはりアクションメイクに根ざした統合プランニングを行う。